マタイの福音書
「永遠の教会」 マタイ福音書16章18節 櫻井圀郎協力牧師
新年、おめでとうございます。 古代中国では、子、丑、寅、卯と続く「十二支」と、甲、乙、丙、丁と続く「十干」を組み合わせた六十周期「十干十二支」(略して「干支(かんし)」、日本語では「干支(えと)」)で時間や方位を表して […]
「東方の博士達の後先。」 マタイ福音書2章1~12節
「東の方から博士たち」(1)はマギと呼ばれました。メディアの王族でしたが、ペルシャ帝国の中で祭司の種族となり、占星術、自然科学、薬学、哲学に秀でて祭事を司っていました。星の運行は一定していたのですが、時折、配置が変わった […]
「復活は再臨の予告です。」 マタイ24章42~51節
バイトテロと呼ばれる、アルバイト従業員による不適切な扱いが、自らのSNS投稿で発覚し、多額な賠償を要求されています。客テロは、客が同じような行為をして、やはりSNSに投稿して摘発されます。これらは、自らの行為の犯罪性に気 […]
「埋葬の備えの香油を注ぐ女性。」 マタイ26章2~13節
批判を覚悟して言うと、私はSDGsがあまり好きではありません。「持続可能な開発目標」として17の目標が挙げられています。貧困をなくし、飢餓をゼロに、全ての人に健康と福祉、質の高い教育、性の平等、安全な水とトイレ、エネルギ […]
「人生の礎はキリストの言葉。」 マタイ7章21~27節
散歩やドライブで地勢を見るのが好きです。千葉県は谷津が多く、丘陵地が浸食されて谷ができた湿地(津)です。丘陵地なので洪水の被害は殆どないのですが、粘土質の地盤は地震には弱く、揺れが増幅します。丘陵を削って津を埋めた宅地造 […]
「基督の教会を寿ぐ(ことほぐ)。」 マタイ書16章15節~19節 櫻井圀郎協力牧師
Ⅰ ペトロス ペテロは、ガリラヤ湖の漁師でした。がっしり体格で、日焼け顔と太い手足、図太い大声の人物かと想像します。宗教に熱心とか、学問、経営の才覚、話し上手、人集めが上手いなどではなさそうです。 しかし、主の目 […]
「天国行きと地獄行きの峻別。」 マタイ13章47~50節 櫻井圀郎協力牧師
天の御国は、海に投じて、全ての民族から寄せ集める引網の如くなり。それは満了する時に浜辺の上に引き上げ、(それらを、玉座に)座らせ、良いものを容器の中に収集し、悪いものを外に投棄する。このように、世の終わりにある。天使らが […]
「神に信頼した者同士の歩み。」 マタイ1章18~25節
ヨセフは、婚約者マリヤが妊娠していることを知りました。普通の男性ならば怒り狂い、過激な人ならば告発してマリヤを石打ちの刑にするでしょう。「マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。」(19)とは、 […]
「天の御国を激しく追い求める。」マタイ11章12~20節
バプテスマのヨハネが「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」(マタイ3・2)と叫ぶ前には、旧約聖書には「天の御国」とか、「神の国」という言葉は検索してもありません。それをヨハネは、荒野で「主の道を用意せよ。主の通られる […]
「虐げられた女性たちは恵みを受けた。」マタイ19章3~10節
歴史的に世界中で女性たちが虐げられてきたことは一夫多妻や妾などに現れています。そこでは、女性は性欲の対象、そして子孫を残すための存在と見なされてきたのです。現代でも、アフリカや中東、アジアの一部では一夫多妻が制度的に認め […]