出エジプト記
「共に重荷を負う人々を選び出す。」 出エジプト記18章17節~26節
政治形態は、専制的独裁的なものが古くから長く続き、人々を支配し搾取し苦しめていました。古代ギリシャや古代ローマでは直接民主主義が繁栄をもたらし、社会を変えました。しかし、市民裁判によりソクラテスが処刑されると弟子のプラト […]
「主は掟と定めを授け、試みる。」 出エジプト記15章20節~27節
十の災いと奇跡をもって神は、エジプトからイスラエルの民を救い出し、更に追い迫るエジプト軍を紅海に溺れさせて、自由の民としたのでした。モーセの姉ミリアムがタンバリンを手に踊りながら神を讃美したのです。彼らは踊りながら、自分 […]
「今日、主の救いを見なさい。」 出エジプト記14章10節~18
人生において絶体絶命と思われる時はあるものです。そういう時に、その人が神を信じているのか、信じていないのか明らかになります。更に、その人が何に頼っているか、何が心配なのかもわかります。 私の妻は、病気や怪我の時に、直ぐ […]
「代価によって奴隷から贖い出される。」 出エジプト記12章5節~14節
安い物を高く買うのは愚か者で、高い物を安く買おうとする者は、浅薄な者だと思います。物の正当な代価を見積もるということは、見る目を持った人ができることで、多くの経験と人格が必要です。代価や犠牲を払わずに物を得ようとするのは […]
「歴史に刻まれる神のしるし。」 出エジプト記10章1節~7節
創世記の記録は、アダムの直系子孫の口伝によって保持されてきたものと言われています。ユダヤ教徒の子供は、13歳になった時にバル・ミツワ(戒律の子)と呼ばれる成人式を行います。そこでは、ラビ(ユダヤ教教師)が示す律法(創世記 […]
「苦役から救い出す神。」 出エジプト記6章1節~9節
「神である主は人を連れて来て、エデンの園に置き、そこを耕させ、また守られた。」(創世記2・15)とあるように、労働は人の使命であり、妻と愛し合って働くならば人としての喜びと生き甲斐があります。ところが、罪によって、男と女 […]
「あなたは神の代りとなる。」 出エジプト記4章10節~17節
指導者になりたがる人は多いのですが、相応しいかどうかは別なものです。エジプトの王子として英才教育を受け、優雅な生活を過ごしてきたモーセが、自分の同胞であるへブル人の苦難を見て立ち上がった時、「誰がお前を、指導者や裁き人と […]
「神を定義づけてはいけない。」 出エジプト記3章7節~14節
外国人と話していて気が付くことは、他の人の噂をしない、悪い評判を立てないということです。しかし、日本人、特に奥様方の評判話は怖いほどですが、却ってご自分を拘束しているようにも見えます。 若い時の私は、失敗をしてはいけない […]
「王の教育を受けるために。」 出エジプト記2章1節~10節
私が神学校に入学する時、牧師夫人は「頭でっかちになるんじゃないよ。勉強ばかりすると信仰がダメになる。」と言いました。私は、大学院で博士号を目指して研究に励んでいたのに、今までのことを認めていないのか、信仰には学問は無駄な […]
「試練が続いても祝福される。」 出エジプト記1章5節~14節
赤ちゃんの唯一の表現方法は、泣くことです。母親を含め周囲の者は、その泣き声に応じて、オシッコ、おっぱい、その他を察して対応します。成長して言葉が話せるようになっても、子供は泣きます。それほど自己表現がうまくないのと、大人 […]