ダニエル書
「恐れるな。ダニエル。」ダニエル10章11~21節
1節には「ペルシャ王クロスの第3年」とあるので、紀元前534年で、ダニエルは紀元前606年に17歳でバビロンに捕え移されたとすれば、既に89歳になっています。72年間も異国のバビロニア帝国とメド・ペルシャ帝国でユダヤ人で […]
「自らの行いでは神の裁きに立てない。」ダニエル9章11~18節
ダニエルは多くの預言をしてきましたが、エレミヤによって祖国のエルサレムの復興預言を確認します。そこではエレミヤは「私は絶えず、しきりに語り掛けたのに、あなたがたは聞かなかった。」(エレミヤ25・3)と嘆き、エルサレムの荒 […]
「終わりの時を悟るか。」ダニエル8章16~27節
第7章の2年後、エラム州のスサはバビロンの東方200キロで、その傍を流れるウライ川のほとりで城壁を見ながら幻を見たのです。この後、スサの総督はペルシャ王クロスに付き、バビロンはメド・ペルシャの連合軍に3年も包囲されて一夜 […]
「4つの王国と神の国。」ダニエル7章1~10節
PDF:「4つの王国と神の国。」ダニエル7章1~10節ダウンロード 7章は5章の前の話で、バビロニア帝国のベルシャツァル王の元年(紀元前552年頃)にダニエルが見た幻のことです。 最初に現れた獣は、鷲の翼を付けた獅子のよ […]
「命懸けで祈るダニエル。」ダニエル6章16~24節
ダニエルの預言の通りにバビロニア帝国は一夜にして、ユーフラテス川を堰き止めて侵入したペルシャ帝国に滅ぼされました。しかし、ダニエルは預言によって警告していたことが知られていたので、そのまま3人の大臣の一人に任命されたので […]
「高ぶる者を遜らせる神。」ダニエル4章30~37節
バビロンは、ユーフラテス川をまたいで広がる紀元前7~4世紀では世界最大の広大な城壁都市で、現在のバグダッドの南90キロ程にありました。創世記11章のバベルの塔が建てられた所で、古代から王国があり、最高の繁益期がネブカデネ […]
「もし神が私たちを助けなくても。」ダニエル3章17~27節
ネブカデネザル王は、ダニエルが解き明かした夢に喜び、バビロン帝国が金の頭だけでなく、永遠に続くようにと全身が金で出来た26mもの高さの像を造り、これをひれ伏して拝むように全ての人に命じました。そして、拝まない人は、燃える […]
「永遠に続く国を神が起こされる。」ダニエル2章36~45節
先週は、強大な帝国を支配するネブカデネザル王の緊張状態をお話ししました。注意するべきは、王は、人の知恵や分析による助言や解説を信用していなかったことです。人は、助言や経験を参考にして判断をしますが、実は、多くの人は、自分 […]
「心騒ぎ、眠れない時。」ダニエル2章1~10節
ダニエル書は前605年の、バビロニア帝国のネブカデネザル王がエジプト軍を撃退した年に始まり、バビロニアを滅ぼしたペルシャ帝国のクロス王がエルサレム神殿再建命令を出した537年に書き終わっています。アッシリア帝国は、609 […]
「身を汚すまいと心に定めた。」ダニエル1章11~21節
バビロンの王宮で食べる肉は、異教の神に捧げられた肉であり、ダニエルはそれによって「身を汚すまいと心に定めた。」(8)のです。ローマ14章で「それ自体で汚れているものは何一つありません。ただ、何かが汚れていると考える人には […]