「悪霊は支配し、聖霊は導く。」 使徒の働き2章15~22節
聖書には、「悪霊」という言葉が79回あります。一人に多くの悪霊が憑くこともあり、墓場に住んでいた二人は、「私の名はレギオンです。私たちは大勢ですから。」(マルコ5・9)とイエス様に答えています。マグダラのマリヤは、「かつて七つの悪霊をイエスに追い出してもらった人である。」(同16・9)。
悪霊は、人を病や障害をもたらし、凶暴な力を現すこともあります。しかし、現代日本では、あまり悪霊のことも、その現れのこともあまり聞きません。それは、悪霊として評判を高めると、人々を宗教に興味を持たせてしまうからです。その代わり、占いや超常現象などによって人々に利益や恩恵をもたらすものとして、関心を集めています。未だ、地方や諸外国では、偶像崇拝的に人々を支配しているところも多くあります。
「悪霊に悩む多くの人たち」(ルカ7・21)とあり、苦しみながらも生活をしています。「イエスの足元に、悪霊の去った男が服を着て、正気に返って座っている」(同8・35)と精神に異常をもたらしたようです。「占いの霊に憑かれた若い女奴隷」(使徒16・16-18)のように、将来を予言させて、人々の人生を破壊させることもします。悪霊の働きは、「惑わす霊と悪霊の教えに心を奪われ、信仰から離れるようになります。」(Ⅰテモテ4・1)というようにサタンの支配の下で、人々を惑わすためです。悪霊は、次第に人の身体も心も支配するようになり、異常な状態に陥らせます。
今日は聖霊待望会を礼拝後に行いますが、聖霊に満たされることを悪霊に憑かれた状態と混同する人がおります。狂乱してはいけません。聖霊は、「助け主」(ヨハネ14・26)であり、「あなたがたにすべてのことを教え」(同)、「すべての真理に導いてくださいます。」(同16・13)。
聖霊降臨日(ペンテコステ)以前にも聖霊に満たされることはありました。マリヤに対して御使いは、「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。」(ルカ1・35)と聖霊の働きでマリヤの卵子が人としての細胞分裂(単性生殖)を始めました。「エリサベツがマリアの挨拶を聞いた時、子が胎内で踊り、エリサベツは聖霊に満たされた。」(同41)。「父親のザカリヤは聖霊に満たされて預言した。」(同67)。シメオンには、「聖霊が彼の上におられた。」(同2・25)。
ペンテコステ以前は、特別な敬虔な人に、特別な時に聖霊が感化を与えて満たされたのです。サウルが王になる前に「主の霊があなたの上に激しく下り、あなたも彼らと一緒に預言して、新しい人に変えられます。」(Ⅰサムエル10・6)ということもありました。しかし、サウルは権力欲と不従順のために霊的に堕落し、「主の霊はサウルを離れ去り、主からの災いの霊が彼を怯えさせた。」(同16・14)。
イエス様は、復活された後、怯えている弟子たちに現れて、「聖霊を受けなさい。あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦されます。赦さずに残すなら、そのまま残ります。」(ヨハネ20・22.23.)と福音の宣教を命じられました。
昇天される時も、イエス様は弟子たちに、「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」((使徒1・8)と、聖霊のバプテスマの力を語っています。
聖霊のバプテスマを受けるためにはどうしたらよいでしょうか。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。」(同2・38)。悔い改めて、求めれば良いのですが、魔術師シモンは、自分の力を得るために求めて、「おまえが金で神の賜物を手に入れようと思っているからだ。」(同8・20)と否定されています。要するに、自我の強い人や自分の誇りに依存している人は、神に求めることが弱いので聖霊に満たされることが難しいのです。
そのことは、聖霊のバプテスマを受けてからも同様です。自我が強い人、自分の力で物事をしようとする人は、祈りができず、聖霊に満たされることがないのです。祈るとしても、軽薄な短いもので、「心の深みまで精錬」(詩篇26・2)されていないので、聖霊に満たされることも、神に訴えかけることも、聖霊の業をすることもないのです。
大事なことは聖霊に満たされ、聖霊に導かれることです。クリスチャンだからといって、何をしても祝福されることはありません。聖霊に満たされたら、主に仕えるために導かれるままに何をしても祝福されます。我欲はだめです。「霊に燃え、主に仕えなさい。」(ローマ12・11)
使徒の働き2章15~22節
- 2:15 今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが思っているように酔っているのではありません。
- 2:16 これは、預言者ヨエルによって語られたことです。
- 2:17 『神は言われる。終わりの日に、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。
- 2:18 その日わたしは、わたしのしもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。すると彼らは預言する。
- 2:19 また、わたしは上は天に不思議を、下は地にしるしを現れさせる。それは血と火と立ち上る煙。
- 2:20 主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽は闇に、月は血に変わる。
- 2:21 しかし、主の御名を呼び求める者はみな救われる。』
- 2:22 イスラエルの皆さん、これらのことばを聞いてください。神はナザレ人イエスによって、あなたがたの間で力あるわざと不思議としるしを行い、それによって、あなたがたにこの方を証しされました。それは、あなたがた自身がご承知のことです。
- 2:33 ですから、神の右に上げられたイエスが、約束された聖霊を御父から受けて、今あなたがたが目にし、耳にしている聖霊を注いでくださったのです。
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