「奴隷状態からの救い。」 Ⅰサムエル8章10~20節

選挙に3連敗をした自民党が大荒れして石破首相を下ろそうとし、自民党の評判が更に下がっていってます。他の党も、ポピュリズム(人気取り、一貫した政策がない。)的になっており、日本の政治は今後、流動的になっていくでしょう。世界的にも同様であり、一般大衆の利益が政治を左右することになり、長期的保守的な政策は取れなくなってくるでしょう。財政は破綻しても、将来よりも現在の安楽な生活を求めるからです。

 それは神なき社会、信仰のない社会の特徴であり、結婚し子供を産み育てる苦労よりも、個人の欲求充足が求められ、長生きも望まずに金銭を自分の思うように使いたい人々が多くなってきます。そのような社会では助け合うことができなくなり、家族でさえも疎遠になり、病気や介護については公共の施設に頼らなければならなくなります。つまり、お金が掛かるのです。

 そして、人々は国や行政に福祉を要請します。至らなさやミスに対して不満や改善を要求して、更に経費が掛かります。ポピュリズムというのは、人々の要求を適えなくてはならないので、将来を潰しても現在に金が掛かるのです。神なき社会は、実は金持ちと若い人を優遇する社会になっていくのです。

 その経費を支えるために、税金や保険料を高くし、人員を増やし、経済的に破綻してくるのです。経済的不安や社会的不満を抑えるために、政治指導者は戦争を起こしてきました。歴史は、経済不況の後に、必ず戦争が続くことを示しています。

 それは、今日の聖句に警告された社会です。政治指導者は、国民の幸せや福祉よりも争いが好きです。日本人は、人を過大評価する傾向があります。どんな人も罪びとに過ぎないのに、偉人にしてしまうのです。政治指導者も神格化する傾向があります。それは、臣下や一族が、自分たちの指導者や祖先を偉大な者にして誇ろうとするから、人間臭い事実を抹消して良いところばかりを誇張するのです。

 そういう偉人志向は、自分の考えや人生観もダメにしてしまいます。人間誰しも罪びとであり、優劣はないのに、優劣を競い評価して、人も自分も見下してしまうのです。指導者というのは、そのようにして優秀な者、上位の者への服従・隷属を要求するのです。「あなたがた自身は王の奴隷となる。」(17)。

 日本人ほど、政府や行政に依存している国民はいないと思います。教育にも、福祉にも、災害対策や社会経済にも、国の関与・指導を期待します。なぜでしょうか。「奴隷」になってしまったからです。自分の判断で生きられない、自分の生活と幸せのために自分の努力を積み重ねることを考えないで、奴隷からの解放を指導者や運によって適えてもらおうと考えているのです。或いは逃亡奴隷になろうとしているのです。祈祷会でピレモンへの手紙を学びました。オネシモは、信仰者になって、自らの逃亡を恥じ、罰を覚悟で主人ピレモンの所へ戻るのです。そして、自由人としての再生を得るのです。

 奴隷となった後、「あなたがたが自分たちのために選んだ王のゆえに泣き叫んでも、その日、主はあなたがたに答えはしない。」(18)。エペソ2・1.2にあるように、サタンは人間を支配し、拘束しているのです。そこから解放されるには、イエス様によって救われるしかないのです。しかし、魂の救いを求めても、立場や考え方の救いを求めていないので、多くの人が奴隷状態と変わらない生活なのです。

「あなたがたは、かつては罪の奴隷でしたが、伝えられた教えの規範に心から服従し、罪から解放されて、義の奴隷となりました。」(ローマ6・17.18)。「教えの規範」に従って生きることが必要なのです。

 「あなたがたは、わたしのことばにとどまるなら、本当にわたしの弟子です。あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」(ヨハネ8・31.32.)とイエス様のことばに感動します。聖書、特に新約聖書を毎日丁寧にイエス様の語り掛けとして丁寧に読み取らなければなりません。

そして、「主は御霊です。そして、主の御霊がおられるところには自由があります。」(Ⅱコリント3・17)とあるように、祈り讃美して、主の御霊に満たされる必要があります。そうするならば、「私たちはみな、覆いを取り除かれた顔に、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」(同18)

 警告しておきます。罪の奴隷のままで神の国に迎え入れられることはありません。この世とその生き方に囚われていてはなりません。

Ⅰサムエル8章10~20節

  • 8:10 サムエルは、自分に王を求めるこの民に対して、【主】のすべてのことばを話した。
  • 8:11 彼は言った。「あなたがたを治める王の権利はこうだ。あなたがたの息子たちを取り、戦車や軍馬に乗せ、自分の戦車の前を走らせる。
  • 8:12 また、自分のために千人隊の長や五十人隊の長として任命し、自分の耕地を耕させ、自分の刈り入れに従事させ、武具や戦車の部品を作らせる。
  • 8:13 また、あなたがたの娘たちを取り、香料を作る者や料理する者やパンを焼く者とする。
  • 8:14 あなたがたの畑やぶどう畑や良いオリーブ畑を没収し、自分の家来たちに与える。
  • 8:15 あなたがたの穀物とぶどう畑の十分の一を取り、廷臣や家来たちに与える。
  • 8:16 あなたがたの奴隷や女奴隷、それにあなたがたの子牛やろばの最も良いものを取り、自分の仕事をさせる。
  • 8:17 あなたがたの羊の群れの十分の一を取り、あなたがた自身は王の奴隷となる。
  • 8:18 その日、あなたがたが自分たちのために選んだ王のゆえに泣き叫んでも、その日、【主】はあなたがたに答えはしない。」
  • 8:19 しかし民は拒んで、サムエルの言うことを聞こうとしなかった。そして言った。「いや。どうしても、私たちの上には王が必要です。
  • 8:20 そうすれば私たちもまた、ほかのすべての国民のようになり、王が私たちをさばき、私たちの先に立って出陣し、私たちの戦いを戦ってくれるでしょう。」

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MYoshi
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