「家庭の基礎は夫婦の関係。」 マタイ19章3~10節

 結婚相手の決め方についてAIに聞いてみると、「ドキドキする恋愛の楽しさよりも、一緒にいて安心できるか、価値観や金銭感覚が合うか、そして困ったときにしっかり話し合えるかを重視することが大切です。条件だけで選ぶのではなく、お互いの欠点を受け入れられる相性を確かめましょう。」とあり、真っ当なものです。結婚相手を決めるポイントとして、①価値観が似ているか。②金銭感覚が似ているか。③互いの欠点を受け入れられるか。④家族を大切にしているか。⑤物事をポジティブに捉えられるか。⑥相手の収入がゼロになっても一緒にいたいか。⑦相手と一緒にいるときの自分が好きか。と結婚相談所のサイトにありました。結婚の決め方の失敗理由としては、⓵周りの目を気にして焦って決めた。②お金や家事の価値観を話し合っていない。③相手の欠点を「直る」と過信した。④容姿や条件だけに惹かれて中身を見ていない。とあります。

 実際の結婚を見ると、縁談や紹介が多く、相手をあまり知らないで結婚してしまったことが多いようです。また、自分の結婚観も持たないで、「結婚したらどうにかなるだろう。」ということも多いようです。

 皆さんはどのように結婚を考えているでしょうか。私がいつも語っているように、この世の考え方や知識に惑わされてはいけません。

 まず、上記のように結婚相手を求めるということは、非常に難しく、結婚適齢期の男女は、殆ど人間としては未成熟な時です。そして、感情的、性欲的には、強く伴侶を求める時です。さらに、人との出会いは、非常に限られています。そういう時が、結婚適齢期ということは、先の条件で結婚相手を求めることは難しいということです。

 そういう面で、パウロは、「私が願うのは、すべての人が私のように独身であることです。しかし、一人ひとり神から与えられた自分の賜物があるので、人それぞれの生き方があります。」(7・7)と言います。パウロは、結婚生活を見て、束縛と行き違いがあり、思い通りの生活を過ごせない不具合なものだと考えていたようです。パウロはそれを「これを言うのは主ではなく、私です。」(12)と語り、「自制することができないなら、結婚しなさい。」(9)と、性欲の問題にしています。「ただ、結婚する人たちは、身に苦難を招くでしょう。私はあなたがたを、そのような目にあわせたくないのです。」とまで言っています。

 確かに、結婚相手によって、人生の多くの部分に影響がでます。それで、日本人は、伴侶に多くを期待せず、争いになることを避けて干渉しないようにして、結婚をつまらないものにしているようです。

 私自身は、研究者になるつもりだったので、結婚は30歳を過ぎてからと考え、相手はおとなしい夫唱婦随の女性を考えていました。ところが、現在の妻から人目に付くほど猛烈にアプローチされ、牧師夫人からも勧められました。私は直ぐに断ったのですが、神の御心かどうかを問わなければならないと3つのしるしを求めました。そのすべてが適ったので、良子姉と結婚することにしたのです。

 ところが、その時の彼女は、低血糖症で体調が悪く、勉強もできずに卒業ができないほどでした。そうすると、家事ができず、手間の掛かる人と結婚するならば、研究者は無理だと判断して、公認会計士事務所に応募しました。数百人の応募者の中から4人が残り、2人採用の重役面接で、日曜勤務にはクリスチャンだから応じられないと答えて、不採用となりました。困っていると、夜中に「主がお入り用なのです。」(マタイ21・3)と突然声が聞こえました。私は跪き、「主よ。従います。」と答えて、献身することにしたのです。

激しい反対の中、神の御心と信じて結婚しましたが、困難が続きました。妻は、卒業できなかったので、両親からは、勉学を強制されましたが、買い物も家事もせず、ボーとしているだけでした。私は、「献身者なのに結婚を優先して、寮にも入らない。」と女子神学生から多くの非難を受けました。私は、人を非難したり攻撃したりすることは嫌いで、言い訳もしないので、誤解は大きくなるばかりでしたが、弓山喜代馬校長だけは私をかばってくださいました。

 本当に多くの戦いがあり、苦難がありましたが、その上で将来を見据えて千葉に引っ越しをしました。横浜の医学部では、劣等生で問題を起こした妻がいづらかったこともあります。結婚以来10年は、殆ど妻を守るために生き動いたと思います。

 そうした中で、わがままで言い訳ばかり言っていた妻が、真剣に働き始め、教会を助けるようになりました。むろん、うつ症状、発達障害の症状はありましたが、そういう妻を生かすためにクリニックを開業して、妻を支える人を確保しました。子どもたちも、そういう母親を支えることに気を配り、強くなっていきました。

 私たち夫婦を能力があるとか、生活力があるとか、うらやましがる人がいますが、ただ、機能性低血糖症で発達障害な妻を守るためにしてきたことの結果です。神はご存じです。弱さや欠点に目を向けず、ただひたすら主に仕えてきただけです。そうして家庭が築き上げられました。

マタイ19章3~10節

  • 19:3 パリサイ人たちがみもとに来て、イエスを試みるために言った。「何か理由があれば、妻を離縁することは律法にかなっているでしょうか。」
  • 19:4 イエスは答えられた。「あなたがたは読んだことがないのですか。創造者ははじめの時から『男と女に彼らを創造され』ました。
  • 19:5 そして、『それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである』と言われました。
  • 19:6 ですから、彼らはもはやふたりではなく一体なのです。そういうわけで、神が結び合わせたものを人が引き離してはなりません。」
  • 19:7 彼らはイエスに言った。「それでは、なぜモーセは離縁状を渡して妻を離縁せよと命じたのですか。」
  • 19:8 イエスは彼らに言われた。「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、あなたがたに妻を離縁することを許したのです。しかし、はじめの時からそうだったのではありません。
  • 19:9 あなたがたに言います。だれでも、淫らな行い以外の理由で自分の妻を離縁し、別の女を妻とする者は、姦淫を犯すことになるのです。」
  • 19:10 弟子たちはイエスに言った。「もし夫と妻の関係がそのようなものなら、結婚しないほうがましです。」

投稿者プロフィール

MYoshi
MYoshi