「心を整え身を慎む。」Ⅰペテロ4章7~15節

現在、教会の防災規程を作成中です。牧師を最高責任者として防災管理者は総務部長、救護班は厚生部長、備蓄品は管理部長、収支管理は会計部長、炊事班は婦人会、救援復旧班は壮年会、被災者支援は青年会などで、被災した場合には備蓄食品や飲料水を給付することになります。私は、災害や緊急の時こそ教会の働きが意義あるものとなると思います。むろん、これは教会員及びその家族に限定されます。「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。」(4・10)。

「愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火の試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく」(12)、試練の時こそ、神の家族としての支え合い、助け合いをするのです。

備蓄食品と水については、㈱ヨーゼフで食品の小売を始めたので、卸価格で仕入れることができるようになりました。これら備蓄品を被災者、今回の場合は感染者に提供するようにします。そして、もし被災したら、どうにかして支援するような体制づくりを目指します。「思いがけないことが起こったかのように」準備をしないでいてはなりません。間違いなく、聖書が預言するように終末の災害は来るのです。もっと悪くなります。

日本経済は、もはや繁栄を取り戻すことはできなくなります。多くの店はつぶれ、会社の半数は倒産するでしょう。それに追い打ちをかけて、地震、噴火、大雨、洪水、飢饉、もはや生き残ることも困難な時代になります。それは私の推測ではなく、「また、戦争のことや戦争のうわさを聞いても、あわててはいけません。それは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、ききんも起こるはずだからです。これらのことは、産みの苦しみの初めです。」(マルコ13・7.8)と書いてあるのです。

「つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。」(9)という言葉は、この「万物の終わりが近づきました。」時のお勧めです。世の中の人、神を信じない人は、「それどころではない。自分の身を守ることが大事だ。」と考えているでしょう。はっきり言います。教会に来ず、礼拝を守らなくても感染する人は感染し、感染しない人は感染しません。ただ、信仰が試されていることは事実です。未信者の安倍首相やマスコミに踊らされてはいけません。

 こういう時に大事なことは、「祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」(7)です。私は、本当に多くの仕事をしています。牧師、社長、事務長、監事、教授としての論文作成、自治会役員、その他に、3月は新しく事業をし、またコロナ対策でいろいろなことをし、さらに外部の問題対処に動き、また長柄ではレンガで駐車場造りもしています。皆さんもご存知でしょう。忙しいからこそ、祈るのです。御霊に満たされ導かれたら、普通の人の何倍もの仕事ができます。ところが、多くの人が「忙しくて教会に行く暇もない。」などと不謹慎な言葉を言います。

 祈るためには、「心を整え」なければなりません。この世の思い煩いは何の役にも立たないことを悟る必要があります。コロナウィルスに感染したら、どうなるのでしょうか。「身を慎む」生活をしていた人は、感染しても殆ど問題なく実証されています。たとえ、感染して死んだとしても、天国ではありませんか。「私にとっては、生きることはキリスト、死ぬことも益です。」(ピリピ1・21)。感染すること、死ぬことを恐れること自体が、その人の救いが不確実であり、天国を確信していないことを証明しています。そのことを悟って悔い改めないならば、「さばきが神の家から始まる時が来ているからです。」(Ⅰペテロ4・17)という裁きに立ちおおせないのです。

 「義人がかろうじて救われるのだとしたら、神を敬わない者や罪人たちは、いったいどうなるのでしょう。ですから、神のみこころに従ってなお苦しみに会っている人々は、善を行うにあたって、真実であられる創造者に自分のたましいをお任せしなさい。」(4・18.19)。

Ⅰペテロ4章7~15節

  • 4:7 万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。
  • 4:8 何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。
  • 4:9 つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。
  • 4:10 それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。
  • 4:11 語る人があれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕する人があれば、神が豊かに備えてくださる力によって、それにふさわしく奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。栄光と支配が世々限りなくキリストにありますように。アーメン。
  • 4:12 愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火の試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、
  • 4:13 むしろ、キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びおどる者となるためです。
  • 4:14 もしキリストの名のために非難を受けるなら、あなたがたは幸いです。なぜなら、栄光の御霊、すなわち神の御霊が、あなたがたの上にとどまってくださるからです。
  • 4:15 あなたがたのうちのだれも、人殺し、盗人、悪を行う者、みだりに他人に干渉する者として苦しみを受けるようなことがあってはなりません。